TOJ奈良ステージ、MAVIC CARショップ様同乗記

2010/05/18

5月17日、ツアー・オブ・ジャパン奈良ステージにて、販売店のストラーダ井上様に
ニュートラルサービスのMAVIC CARに同乗いただきました。

http://www.toj.co.jp/toj14/stage/02_nara.php

下記レポートをいただきましたので、アップさせていただきます。

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ツアーオブジャパン奈良ステージでのマヴィックカー同乗記

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世界遺産、そして今年は遷都1300年祭で大いに盛り上がる古都「奈良」。
弊社のストラーダバイシクルズ奈良店が存在することもあり、この地は私にとって第二の地元開催と言っても過言でない。
今年もそんな地元で、ツアーオブジャパン奈良ステージのニュートラルサポートカーに同乗させていただく機会を得た。
 
早朝にスタッフの集合場所の東大寺南大門に向かう。馴染みのイエローカラーのマヴィックカーが置かれているのが遠めにもはっきりわかる。
この南大門は、そのものが実は国宝であることは意外と知られていない。上には聖武天皇直筆の「大華厳字」の額が嵌めこまれている。
その下を出場選手達が階段に座りくつろいでいる。大木で作られた威厳ある世界遺産の門に、サングラスとヘルメット、カラフルなジャージに
身を包み、カーボンなどの最新マテリアルで造られたバイク・・・。アンマッチではないが、とても特徴的な絵である。馴染みの日本人選手に
声を掛けたり、マヴィックカーのニュートラルバイクを見て話しかけてきたJAYCOのチーム監督と談笑したりして時間を過ごす。
スタート直前になって学生選抜の選手がSRMのメーター修理を頼んできた。スタートまで余り時間が無い。彼も初参加らしく、スタート間近の
トラブルでとてもナーバスになっていた。学生選抜のチームカーには弊社奈良店の店長がメカニシャンとして乗っているが
他のメンテに掛かっているらしく、仕方なくマヴィックカーを頼ってきたようだ。応急処置でメーター固定を行った。とたんに彼の顔が明るくなった。
次はデローザの選手が話しかけてくる。「いいホイールだよね」「いいクルマだ」「ラリーで有名だね」そんな会話をする。先ほどの学生と
違い、思い切りリラックスしているあたりが面白かった。しかしスタートもしていないのにマヴィックカーの回りには常に人がいることに毎回驚く。
カメラ片手に記念撮影をする観客であったり、あるときは参加選手が頼ってきたり。レースの中の大きな存在であることは毎度ながら思うことである。
 
 
地元と一体となったオープニングセレモニーを経て、いよいよパレードスタート。今年は後方のサポートということで選手の後に続く。沿道の応援がマヴィックカーにも向けられる。ひときわ目立つマヴィックカーは、並みいるサポートカーの中でもとりわけ人気が高いようだ。シャッター音やフラッシュが痛いぐらいだ。
レースは東大寺から十数キロ移動した布目ダム周回コースで行われる。弊社奈良店のイベントでもよく行く場所だが、なかなかにアップダウンがきつく、下りも
ハイスピードのコースだ。なによりコース幅が極めて狭く、狭小区間でのサポートカーの追い越しや選手サポートそのものが難しいコースである。今年はパレード走行を取りやめ、バスで選手は会場入りとなる。例年マヴィックカーからパレードを眺めていた自分からは少し奇異に映ったがUCIのレギュレーションによるものらしいので仕方が無いところであろう。ダム頂上で観戦に来ていた弊社のお客様としばし歓談し時間を過ごす。
 
スタート5分前にマヴィックカーに乗り込み準備。そしていよいよスタート。スタート後はレディオツールの放送、コミッセールの無線などが輻輳し、情報が入り乱れる。緊張感が漂う一瞬だ。コミッセールの英語の発音はクリアでわかりやすい。イタリアチームや日本チームなど英語系でないチームにも理解しやすいと思った。このあたり、国際レースという感じがしてくるところだ。序盤から4人の選手が逃げる。早い展開。昨年は前方のサポートであったため、逃げ集団の後を追う形となったが、今年は一昨年同様に後方担当。
かなりのサポートが入ることが予想された。一昨年はレース序盤から中盤に掛けても集団後方でトラブルが発生し、たびたびマヴィックカーのサポートが必要となったが、しかし今年はパレード走行が無かったため、全員の脚色が良いのか中盤になっても大きな動きは無かった。
 
レースは何度かの追走がかかり早くも終盤。学生やハイアマチュアの選手がそろそろ落ちてくる。アシストを終えた選手もポロポロと落ちてきた。たびたび声をかけるが一様に疲れで遅れている模様でメカトラではない。そんなとき、コミッセールからサポート要請の無線が飛んでくる!スピードを上げて追いつくと、デローザーのエースナンバーをつけた選手がバイクを降りていた。緊張が走る。
マヴィックカーが選手の前に急停車。すぐさまサポートに駆けつける。どうやらフロントディレイラーのプレートが割れてしまったらしい。チェーンが外側に落ちている。イタリア語でわめきながら悔しがる選手。すぐにチームサポートも駆けつけバイク交換。レースに復帰させる。さすが手際良い。ほぼ最後尾まで下がってしまったため、大急ぎで本来のサポート位置までもどる。奈良ステージの特徴である細いダム周回道路を、クラクションを鳴らしまくり右車線から一瞬の隙を見つけてチームカーを抜いていく。運転テクニックと、チームカーとの相互の信頼関係で成り立っているこの追い越し。マヴィックカーに乗せていただいて3年目。ドライバーを信頼しているがやはり緊張が走る瞬間だ。とりわけニュートラルカーという役目は行ったり来たりしなくてはならないため大変だ。同日、ヨーロッパではF1のモナコグランプリを中継していたが、大げさかも知れないがスリルという意味では負けていない気がした。レースはいよいよゴール。落ちてくる選手をかわし、集団後方についてゴールを迎える。サポートカーはゴール手前でエスケープ。
パルクフェルメにマヴィックカーを止めて終了した。
 
今年で3回目のマヴィックカー同乗になるが、毎回新たな発見がある。今年はレースでの存在感もさることながら、選手や観客の、マヴィックカーに対するシンパシーを感じることが出来た。ブランドが持つ好意や親近感は一朝一夕に出来るものではない。ヨーロッパレースにおいて、それを文化醸成として捉え真摯にサポートをしてきたマヴィック社だからこそ、このような極東の地のレースでも本場同様の熱い視線と信頼を浴するのだと思った。
今回のサポート業務に関し、貴重な機会を与えていただいたアメアスポーツジャパン株式会社の皆様に心より御礼申し上げます。 
 
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株式会社ストラーダ
 
 代表取締役   井上  寿 
                       Hisashi Inoue